ZoomUpフレンズ

動画、WEB、デザイン、音楽、キャラクター、ノベルティーなど多彩なフィールドで活躍中！

クリエイティブスタジオ第1期生

株式会社ベイビイジェイ

代表者	柳瀬瑞代
創業	2000年
住所	東京都墨田区両国4-37-2TKF会館5F
ホームページ	http://www.baby-j.info/
事業内容	音楽、Flash Movie、グッズ、キャラクター制作、デザインを、ベーシックなフィールドとし、女性、子供、中高年層を対象にオリジナリティーの高いアイデアのある企画を提供させて頂きます。また、それに伴う新しいクリエーターの発掘、育成、更にプロデューサーの育成を行います。

動画、WEB、デザイン、音楽、キャラクター、ノベルティの６つのフィールドで、企業・商品のイメージアップをサポート

質問：ベイビイジェイの事業はどんなことですか？

柳瀬様：動画、ＷＥＢ、デザイン、音楽、キャラクター、ノベルティ―の6つのフィールドで、企業や商品のイメージアップのサポートをしています。ご依頼をいただく企業や団体の課題を共有させて頂いて、その課題を６つのフィールドでソリューションさせて頂いています。企業のイメージアップをしたいのか、商品を売りたいのか、社員教育のためのコンテンツが必要なのか等、ヒアリングを重ねて自社では見つけられなかった課題も、お話しして行くうちに見つかって行くケースも多くなってきました。
ベイビイジェイでは、独自の制作工程表や、課題、ゴール設定のための資料を使うのですが、この夏は、それを使って「チームとしてのミーティングの仕方」のセミナーや、女子大学での講義も決まっており、お話しする機会も増えました。現在は、ツールを作っただけでは運用が上手くいかないので、制作させて頂いた後も継続して行く案件が多くなっています。

縁を大切にし続け、大手企業様からも信頼される企業に成長

質問：大手の企業とのお付き合いができているのはどんな秘訣があるのですか？

柳瀬様：ベイビイジェイには営業マンがいません。ご紹介いただき、ご縁をいただいた企業とのお仕事を続けているうちに次々とご依頼を頂戴するようになりました。キッコーマン様や新日鉄住金ステンレス様とは、長いお付き合いです。キッコーマンさんが上海万博に「紫」という料亭を出された時には、音楽のプロデュースもさせて頂きました。

失敗や試行錯誤を重ねながらも、自らのアイデアをお客様のために発揮

質問：そもそもベンチャーとして、何をやりたかったのですか？

柳瀬様：ミュージシャン3人（柳瀬、古田、児玉）で、オリジナルの音楽を直接一般の方にインターネットを使って届けられる時代が来たのでやってみようと思い、立ち上げました。最初は、会社というものがまったくわからず、ユニット、グループといった感覚で失敗もたくさん経験しました。また、ロンドンに小さなショップをつくり、オリジナルのGoodsを置きたいと話していた時期もありました。ＫＦＣクリエイティブスタジオ応募の時は夢を語り、入居できました。
まずは、配信できるアドレスをたくさん集めようと、グッズを作り、ネットでプレゼントを出しました。大吉サイコロなどは新聞でも取り上げられ、アイデアが面白いとソニープラザや東急ハンズで販売されるなど評判になりました。目標のアドレスも15万も集まりました。しかし、迷惑メール防止法ができ、携帯アドレスはすぐに変えられますから、難しいことに気づきすぐに断念しました。
そうしているうちに、「アイデアが面白い、そんなアイデアを生み出す人たちなら、ウチのノベルティも考えてほしい」など依頼をいただくようになり、次第に仕事が広がっていきました。アーチストをつくる過程が企業さんのイメージを作ることにも役立つことがわかってきて、世の中のニーズと企業の状況、何をどうしたいのか、そんな課題をお聞きして、一番ふさわしいコンテンツを整理しどんなツールを使うのかも合わせてご提案しています。

クリエイティブスタジオやメーカーからあらゆることを学んだ創業期

質問：起業してから困ったことはなかったですか？

柳瀬様：ミュージシャンですので、会社のこと、資金繰りのこと、ものづくりのことなど全くわかりませんでした。クリエイティブスタジオでは経営相談の先生や墨田区の職員に相談し、メーカーさんには一からモノづくりを教えていただきました。プラスチックに金型が要ること、ロットのことなど。
また、何度も新聞に掲載していただき弾みがつきました。

質問：地元企業とのつながりはありますか

柳瀬様：最近では、ノベルティー制作の時に金属加工の浜野製作所の浜野社長によくご相談します。福岡の宗像大社から記念品の制作依頼があり、鏡面仕上げのステンレス製品を納品したのですが、カット、文様、鏡面磨きは素晴らしいものができました。浜野さんからはこんなものができると提案をいただくこともあり、いつも大変お世話になっています。

さらなる飛躍へ着実に

質問：最近のビジネスは？

柳瀬様：ここ（新丸ビル10階　東京２１Ｃクラブ）はクライアントさんとの打ち合わせに便利でよく使っています。遠方のクライアントさんとは資料を見ながら、スカイプで打ち合わせをすることも多くなってきています。
また、ニューヨークのデザイナーのデザインでスカイツリーのノベルティ制作をしましたが、その時もN.Yまで行かずにインターネット上でのやり取りで仕上げて行きました。ベイビイジェイは、制作を社内でも行いますが、ディレクションの役割も大切で、外部にいらっしゃる制作会社やクリエイターの方々とも数多くコラボレーションさせて頂いています。

＜インタビューを終えて＞

創業13年、気負わずに一歩ずつ着実なビジネスを築いているベイビイジェイの柳瀬社長。安心してお任せしたくなるお人柄です。ベイビイジェイさんの今の課題は何ですか、と訊ねてみたいです。