
12/10(水)に、「高崎髙島屋の『メゾンドエフ』中里バイヤーが語る、国内ファクトリーブランド自主編集売り場の現在と未来」を開催しました。
前半はファクトリーブランドや産地ブランドを中心とした自主編集売り場「メゾンドエフ 」の成り立ちから現在の特徴、今後についてお話しいただき、
後半は「メゾンドエフ」でも取り扱われている元気なファクトリーブランド、産地ブランドについて紹介いただきました。
ここでは中里さんのご講演の一部をご紹介いたします。
中里さんは「メゾンドエフ」は髙島屋の新規事業、ファクトリーブランドは会社・工場にとっての新規事業。立場は違えど、同じ想いによる新事業のため、同じ方向性と説明されました。これが「メゾンドエフ」の強みだと感じるところです。
さらに「メゾンドエフ」は、以下の5つの「 F 」をコンセプトとしているショップと紹介されます。
①FACTORY
:工場や産地などの作り手やブランドのこだわりや想いを伝えるショップ
②FIND
:お客様にとって新しい発見のあるショップ
③FUN
:お客様にとって楽しいイベントを開催
④FUNCTION
:産地情報やデザイン背景、 社会的取り組みなどの情報を発信する機能
⑤FREE
:ジェンダーレスやクロスMDなど従来の百貨店のカテゴリーに捉われない品揃え
特に⑤FREEを重視され、地方で長年愛されている個店を参考にされているそうです。中里さんのお話や、「メゾンドエフ」でPOPUPをされたり、取り扱いのあるブランドのご担当者のお話を伺ったりすると、「メゾンドエフ」はまさにこの5つの「F」を体現しているショップと感じます。
一方、元気なファクトリーブランドの共通する点として、
「他にはない商品企画」、
「ブランドを一言で説明できる【特徴】が明確かどうか=販売のしやすさ」、
「発信を丁寧に継続的に行なっている」
ことなどを挙げられ、出口を見据えた(商品をどこで、誰に売るかもイメージした)商品企画が必要とアドバイスされました。

元気なファクトリーブランドを紹介する中で、中里さんの信頼の厚い(有)長沢ベルト工業 の長澤社長には会場にいらしていただき、自社のこと、自社の「本革で伸びるベルト」の販売のため、自ら店頭に立たれた貴重なご経験をお話いただきました。
突然の依頼にも関わらず、ご快諾いただきまして、誠にありがとうございました。

元気な産地ブランドの共通点として、「HUIS」さん、「新見本工場」さんを例に挙げ、
「遠州織物・尾州の魅力を伝えたい」という原点がぶれないところが共感を生み出している、
「売る」よりも「伝えたい」気持ちが先行している
ことなどを挙げられました。
産地で、産地の工場さんと一緒に商品づくりをしながらも、産地アパレルブランドとして第3者の目線で産地全体が活性化することを考えられていることが、ファンがさらに応援したくなる理由のようです。
中里さんには、お忙しい中、47枚にも亘るスライドを作成いただき、産地や工場、そして「メゾンドエフ」への想いが溢れるご講演をいただきまして、誠にありがとうございました。
中里さんが講演を終えられてのご感想を「メゾンドエフ」のInstagram で紹介されています。ぜひこちらをご覧ください。
「メゾンドエフ」は百貨店以外の販路にも挑戦するとのことです。
さらに地域産業の活性化や、百貨店の未来を担う人材の発掘などにも取り組まれていくとのこと。
「メゾンドエフ」のチャレンジに期待せずにはいられません。
直近では、2026年1月14日(水)〜21日(水)新宿髙島屋さんの2階ザ・メインスクエアで、「メゾンドエフ」のPOPUPイベントが開催されるそうです。
ご興味を持たれた方は新宿髙島屋さんへいらしてみてはいかがでしょうか。
詳細は「メゾンドエフ」のInstagram をご確認ください。